糖尿病講座
糖尿病講座:(21)経口血糖降下薬治療
糖尿病治療の基本は、食事療法と運動療法です。それでも良好な血糖コントロールが得られない場合には薬物療法をおこないます。薬物療法を受けていても、食事・運動療法は大切です。
1型糖尿病では、インスリンの分泌がほぼ完全になくなってしまった状態であるため、インスリン療法が必要となります。2型糖尿病では、まず経口血糖降下薬を用いることが多いのですが、十分なコントロールが得られない場合などはインスリン療法が必要となります。
◇ 経口血糖降下薬の分類(図)

経口血糖降下薬は、次の4つに分類できます。
(1)膵臓を刺激してインスリンの分泌を促し、血糖値を下げる薬であるスルホニルウレア薬や速効型インスリン分泌促進薬
(2)脂肪細胞から出るアディポカインの異常を正常化し、筋肉での糖の取り込みを促進させ、肝臓からの糖の放出を抑えることでインスリンの働きを改善するチアゾリジン薬
(3)肝臓からの糖の放出を抑えるビグアナイド薬
(4)食物中の糖の消化・吸収を遅らせ、食後の急激な高血糖を抑えるα-グルコシダーゼ薬
これらの薬を患者さんの状態にあわせて1種類、あるいは作用の異なる複数の薬を組み合わせて治療に用います。
◇ インスリンの分泌を増やす薬
膵臓からのインスリン分泌を増やす薬には、スルホニルウレア(SU)薬と速効型インスリン分泌促進薬の2種類があります(図)。
・スルホニルウレア(SU)薬
スルホニルウレア薬は、膵臓のβ細胞にあるスルホニルウレア(SU)受容体に結合してインスリン分泌を促進することで血糖を下げます。主に空腹時高血糖のために使い、1日1~2回の服用でほぼ1日中効果が持続します。
・速効型インスリン分泌促進薬
速効型インスリン分泌促進薬の作用も、スルホニルウレア受容体に結合してインスリン分泌を促進する点ではスルホニルウレア薬と同じですが、薬の吸収と消失が速いため、服用してすぐに効き、すぐに効き目がなくなります。その特性を利用して食後高血糖是正のために使われていますので、必ず毎回の食事を始める直前(5~10分以内)に服用 してください。薬の服用から食事までに時間を空けてしまうと、低血糖を引き起こしてしまうことがあります。
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◇ インスリンの働きを改善する薬
糖尿病で高血糖になる原因は、膵臓のインスリン分泌量が足りないことのほかにも、インスリンの効きが悪くなること(インスリン抵抗性)があります。2型糖尿病の多くの患者さんには程度の差こそあれ肥満があることが多く、肥満はインスリン抵抗性の大きな原因となっています。
・チアゾリジン薬
脂肪組織に作用して、脂肪細胞から出るアディポカインの異常を正常化し、インスリン抵抗性を改善します。その結果、肝臓からの糖の放出を抑制し、筋肉への糖の取り込みを促進することで血糖値を下げます。特に、肥満を伴った糖尿病患者さんに有効で、動脈硬化の進行予防に有効であることも証明されています。
・ビグアナイド薬

ビグアナイド薬は、肝臓からの糖の放出を抑えることで血糖値を下げます。体重増加をきたしにくい薬剤であることも特徴です。
◇ 糖の吸収を遅くする薬
食品中のでんぷんなどの多糖類は、唾液・膵液に含まれるアミラーゼにより二糖類(ショ糖など)まで分解され、小腸にあるさまざまな加水分解酵素(α-グルコシダーゼ)によってさらに単糖類(ブドウ糖など)まで分解された後に吸収されます。
・α-グルコシダーゼ阻害薬
上記の分解酵素の働きを妨げることにより、小腸からの糖の吸収を遅くして、食後の血糖値の上昇を緩やかにする薬です(図)。食事中の糖分の分解を妨げることで効く薬なので、毎回の食事を始める直前に薬を服用する必要があります。
・α-グルコシダーゼ阻害薬服用上の注意
本薬を服用中に低血糖症状が出てしまった時には、ふつうのスティックシュガーなどに含まれるショ糖(砂糖)では吸収に時間がかかり効きが遅いので、ブドウ糖を常に持ち歩くようにしましょう。手元にブドウ糖がない場合には、市販のブドウ糖を含む飲料を摂取しましょう。
◇ 副作用について
糖尿病の薬に限らず、薬には目的とする良い作用と、好ましくない作用(副作用)があります。したがって、それぞれの薬にはどのような副作用があるのかを知っておくことが大切です(表)。



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クレストール錠2.5mg
- QLifeお薬検索
- アストラゼネカ株式会社
- クレストール錠2.5mg
更新日:2009/10/02
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
- タグ:
- 循環器官用剤
- 先発薬
- 錠剤
- ロスバスタチンカルシウム

- 薬価
- 1錠あたり82.7円
- 剤形
- うすい黄赤色~くすんだ黄赤色の錠剤、直径5.5mm、厚さ3.
1mm - シート記載
- クレストール2.5、ZD4522
- 製薬会社
- アストラゼネカ株式会社
- 主成分(一般名)
- ロスバスタチンカルシウム(Rosuvastatin calcium)
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この薬の作用と効果について
肝臓でのコレステロール合成に関与するHMG-CoA還元酵素を選択的・競合的に阻害し、コレステロール合成を抑制することにより、血液中のコレステロールを低下させます。
通常、高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症の治療に用いられます。
通常、高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症の治療
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪、肝硬変、肝癌、黄疸、腎機能異常がある。
妊娠または授乳中
他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
妊娠または授乳中
他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、
用法・用量(この薬の使い方)
通常、成人は1回1錠(ロスバスタチンとして2.5mg)を1日1回から服用を開始しますが、早期にLDL-コレステロール値を低下させる必要がある場合には1回2錠(5mg)から服用を開始することもあります。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。服用開始4週以降に効果が不十分な場合、さらに増量されることがありますが、1日最大用量は8錠(20mg)とされています。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間がせまっている場合は、1回分とばし、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
飲み忘れた場合は、
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。