2010/04/06

N.Yamazaki's successful launch via DISCOVERY to ISS


「ディスカバリー」が軌道に、打ち上げ成功




山崎直子さんを乗せ、打ち上げられるスペースシャトル・ディスカバリー=小西太郎撮影

山崎さんら7人を乗せた「ディスカバリー」打ち上げ成功
【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=山田哲朗、吉田典之】米航空宇宙局(NASA)は米東部時間5日午前6時21分(日本時間午後7時21分)、山崎直子さん(39)ら飛行士7人を乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」(アラン・ポインデクスター船長)を、ケネディ宇宙センターから打ち上げた。
シャトルは予定通りの軌道に入り、打ち上げは成功した。
シャトルは年内に退役の予定で、山崎さんが日本人最後の搭乗となる。野口聡一さん(44)が長期滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、初めて日本人2人が宇宙で出会う。
山崎さんは、飛行士に採用されてから11年での初飛行。日本人のシャトル搭乗は7人目、女性では向井千秋さん(57)に次ぎ2人目となる。今回の乗組員は3人が女性で、ISSに滞在中の女性1人とあわせ、宇宙で女性4人が同時に滞在する初の機会となる。
NASAは今回を含め残り4回のシャトル飛行で、できるだけ多くの物資をISSに運び込む計画だ。山崎さんは「ロードマスター」(物資移送責任者)として、実験装置など6トン以上の物資の搬入、機器の設置などを管理する。飛行は13日間で、18日に帰還する予定。
シャトル退役後、2011年春からISSに長期滞在する古川聡さん(46)ら日本人飛行士は、ロシアの宇宙船ソユーズで往復する。





山崎直子さんの“宇宙医師”スタンバイ



作業服の胸につけるワッペンを持つ松本暁子さん(2月25日、東京都内の宇宙機構事務所で)
【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=吉田典之】スペースシャトルが打ち上げられる米航空宇宙局ケネディ宇宙センターでは、初飛行に臨む山崎直子さん(39)とともに、山崎さんの健康管理を担当する宇宙航空研究開発機構の松本暁子医師(44)も最終準備に入った。
松本さんの肩書は「フライトサージャン」(航空宇宙医師)。宇宙という極限状態で活動する飛行士を、心身両面で支える。松本さんはもともと内科医だが、外科や精神医学も含め、幅広い知識が欠かせない。2001年に宇宙機構に採用されて以来、勉強につぐ勉強を重ねてきた。
国際宇宙ステーションでの長期滞在と違い、シャトルでの飛行は、慣れる間もない多忙な毎日が続く。山崎さんは毎日、就寝前にテレビ電話で松本さんの問診を受ける。細かなことまで相談できる同性の主治医は、かけがえのない存在だ。松本さんにとっても、緊張し通しの2週間になる。
そんな激務に備え、作業服の胸に着けるワッペンを、松本さんの家族がデザインしてくれた。西洋で医療を意味する2匹の蛇が描かれている。「女性の底力を見せてほしい」。山崎さんへのエールに、自らの決意もにじむ。


「ディスカバリー」が軌道に、打ち上げ成功

【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=山田哲朗、吉田典之】米航空宇宙局(NASA)は米東部時間5日午前6時21分(日本時間5日午後7時21分)、山崎直子さん(39)ら飛行士7人を乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」(アラン・ポインデクスター船長、乗組員7人)を、ケネディ宇宙センターから打ち上げた。
シャトルは予定通りの軌道に入り、打ち上げは成功した。
シャトルは年内に退役の予定で、山崎さんが日本人最後の搭乗となる。行き先の国際宇宙ステーション(ISS)には野口聡一さん(44)が長期滞在中で、初めて日本人2人が宇宙で出会う。
山崎さんは、宇宙飛行士に採用されてから11年での初飛行。日本人のシャトル搭乗は7人目、女性では向井千秋さん(57)に次いで2人目となる。また、ディスカバリーの乗組員は3人が女性で、ISSにも女性1人が長期滞在しており、宇宙で女性4人が同時に滞在する初の機会となる。
NASAは今回を含め残り4回のシャトルの飛行で、できるだけ多くの物資をISSに運び込む計画だ。山崎さんは「ロードマスター」(物資移送責任者)と呼ばれる役割を務め、6トン以上の物資の搬入を管理する。実験装置など機器の据え付け、ごみの搬出などを手際よく完了させる責任を負う。飛行は13日間の予定で、18日に地球に帰還する。
シャトル退役後、2011年春からISSに長期滞在する古川聡さん(46)ら日本人飛行士は、ロシアの宇宙船ソユーズで地上とISSを往復する。




USA ISM=55.4 pts in Mar (2.4 pts up to Feb) since 3 years and 10 months


米ISM非製造業景況感指数、3年10カ月ぶり高水準  --->  3月、前月比2.4ポイント上昇




 米サプライマネジメント協会(ISM)が5日発表した3月の非製造業景況感指数は55.4となり、前月に比べ2.4ポイント上昇した。改善は4カ月連続で市場予想(54.0程度)も上回った。米メディアによると、2006年5月以来、3年10カ月ぶりの高水準に到達した。

 好不況の分かれ目となる50を上回るのは3カ月連続。個別の指数では「価格」や「事業活動」の改善が目立った。「輸出の新規受注」は57.5と前月比で10.5ポイント高と大幅に上昇した。全16業種のうち小売り、ヘルスケア、建設など14業種が景況感が上向いていると回答した。

 1日発表の3月の製造業の景況感指数も5年8カ月ぶりの高水準を記録。先行していた製造業に加え、非製造業でも景況感の回復傾向が鮮明になっている。