2010/01/30

Nothing of Concrete Plans in Hatoyama's First Policy Speech


鳩山首相:施政方針演説 理念強調も新政策の詳細示さず




衆院本会議で(右から)施政方針演説に臨む鳩山由紀夫首相と菅直人副総理兼財務相、岡田克也外相=国会内で2010年1月29日午後1時3分、藤井太郎撮影
衆院本会議で(右から)施政方針演説に臨む鳩山由紀夫首相と菅直人副総理兼財務相、岡田克也外相=国会内で2010年1月29日午後1時3分、藤井太郎撮影
 鳩山由紀夫首相の施政方針演説は、政策の羅列になりがちだった自公政権時代と異なり、首相の理念をふんだんに盛り込み、国民生活の改善に取り組む考えを丁寧に説明する内容となった。理念はよく伝わるものの、新政策の詳細などの提示は少なく、「具体論に乏しい」との批判が出そうだ。
 首相の演説は「いのち」を24回も連呼し、温暖化対策の必要性を訴えるために「宇宙が生成して137億年」と始めるなど、「宇宙人」と称される首相ならではの表現が多用されている。
 首相の理念へのこだわりは、マハトマ・ガンジーが「道徳なき商業」など社会に悪影響を及ぼすものを列挙した「七つの社会的大罪」をあえて引用したことにも見て取れる。七つのうち「労働なき富」は実母からの月1500万円もの資金提供を連想させるが、首相は「言葉は間違ってない」と演説に盛り込んだ。
 しかし、政権発足から4カ月が経過し、国民が求めているのは政権交代の具体的な成果だ。夏の参院選を意識してか、首相は景気対策や新成長戦略を通じて新産業を創出し、新たな雇用を確保すると主張するが、具体論に乏しく説得力に欠けると指摘せざるを得ない。もっとも、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)で、子ども手当など重要政策の実施年度は明示しており、あえて踏み込むのを避けたと見ることもできるが、理念だけでは首相の本気度は伝わってこない。
 理念を説得力を持って国民に語る際に必要な信頼感を、鳩山政権が失いつつあることも問題だ。米軍普天間飛行場の移設問題での迷走や、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体を巡る事件など、難題を先送りする姿勢で政権の信頼度はすでに傷つきつつある。
 こうした問題に早急に対処し、「いのちを守る」具体策を練り上げ実行することが首相には求められるのではないか。そうでなければ、政権を託した国民の期待を裏切ることになる。




A Big Decrease in House Construction : Less Than 0.8 Million New Houses in 2009





住宅着工、45年ぶり80万戸割れ 09年、分譲マンション大幅減




国土交通省が29日午後発表した2009年の新設住宅着工戸数は前年比27.9%減の78万8410戸だった。80万戸を下回るのは1964年(75万1429戸)以来、45年ぶり減少率は74年(30.9%減)に次ぐ過去2番目の大きさだった。国交省は「景気後退に伴う厳しい雇用情勢、所得環境、資金調達環境が住宅市場に影響を及ぼしている」とみている。
分譲マンションは58.0%減の7万6678戸と、マンションの統計を取り始めた85年以降で最低。減少率も最大だった。在庫調整局面が継続するなかで、新規着工が抑制されている。
09年12月の着工総戸数は、前年同月比15.7%減の6万9298戸。持ち家は3.0%増と2カ月連続で増加したものの、貸家と分譲住宅の減少が続いた。分譲マンションは47.0%減の5917戸と12月としては最低だった。
国交省は「このところ持ち直しの動きがみられるものの、予断を許さない状況が継続する」と先行きを慎重にみている。




2010/01/26

Weapon Export from North Korea via Kazakhstan's Merchant


北朝鮮の兵器輸出、カザフの武器商人が黒幕




特集 
カザフスタン南部シムケント空港に駐機するイーストウイング航空機(1月9日、AP)
 【バンコク=田原徳容】タイ・バンコクの空港に着陸した平壌発の貨物機から大量の北朝鮮製兵器が発見された事件で、カザフスタンの武器商人夫婦を中心とした世界にまたがる武器密売取引の実態が、タイ捜査当局への取材やAP通信の調査報道で明らかになった。
 この夫婦が操る複数の企業とペーパーカンパニーが取引の実態を隠蔽(いんぺい)しており、不法な兵器ビジネスを取り巻く深い闇の一端が明るみに出た。
 事件の黒幕と見られるのが、カザフスタンで航空会社「イーストウイング」を経営するアレクサンドル・ズィコフ氏と、輸送に使われた旧ソ連製貨物機を所有するアラブ首長国連邦(UAE)の会社代表を務めるズィコフ氏の妻だ。タイで逮捕された貨物機の乗務員5人はいずれも、イーストウイングに雇用されており、昨年7月下旬、ズィコフ氏の指示でウクライナの首都キエフに集まったと見られる。5人はキエフで5か月間待機。12月初旬に北朝鮮から積み荷を空輸する仕事に出た。
 一方、5人がキエフに集まった3日後、ニュージーランドに「SPトレーディング」(以下SP社)という会社が設立された。SP社は、ズィコフ氏の妻の会社から貨物機をリースしたグルジアの航空会社「エア・ウエスト」から貨物機をさらに借り受け、香港の「ユニオントップマネジメント」(以下ユ社)が12月4日、北朝鮮から「石油産業関連部品」を空輸する名目でSP社から貨物機をチャーター。その後、この貨物機が空輸を行った。貨物機の所有を隠し、取引の実態をわかりにくくする偽装工作だったとみられる。
 これらの会社の設立や経営には、ズィコフ氏が深く関与している模様だ。会社設立やリース契約はすべて、5人がキエフに集結後に行われ、SP社はズィコフ氏の旧友が設立した。複雑な取引は、実際にはズィコフ夫妻とその仲間による兵器ビジネスだ。
 イーストウイングは、旧ソ連製の貨物機を利用し、スーダンなど紛争国でも空輸を展開。2006年には、ソマリアの志願兵をレバノンに送り、イスラム教シーア派組織ヒズボラを支援したという。旧ソ連系の航空乗務員は「ズィコフ軍団」と呼ばれ、鉄条網と厚いコンクリート壁で囲まれた要塞(ようさい)のような敷地内に住まわされていた。
 ユ社は実体のないペーパーカンパニーで、北朝鮮から空輸の仕事を受けた経路は不明だ。積み荷の送付先はイランとしか特定できておらず、取引にはウクライナや北朝鮮、イランの会社名が挙がっているが、いずれも確認できていない。
 事件の背景には、ソ連崩壊で除隊となった元兵士らが、紛争国や北朝鮮などに絡む軍事ビジネスに積極関与している現実がある。ズィコフ夫妻も不正にかかわる危険と引き換えに、巨額の富を得ていると見られる。だが、5人は捜査協力を拒んでおり、実態解明には時間がかかりそうだ。 





Death of Active Working People due to Stress


働き盛り襲う心臓突然死 ストレス引き金…心身管理が大切




57歳の若さで急死した小林繁さん。巨人-阪神OB戦では懐かしのピッチングを披露した=平成19年11月18日、静岡・草薙球場(千村安雄撮影)57歳の若さで急死した小林繁さん。巨人-阪神OB戦では懐かしのピッチングを披露した=平成19年11月18日、静岡・草薙球場(千村安雄撮影)
 プロ野球の巨人、阪神のエースとして活躍した小林繁さんが今月17日、心不全のため57歳の若さで急死した。近年増えている働き盛りの突然死。失業や配置転換などによるストレスが原因ともいわれる。特に突然死の原因の多くを占める心臓突然死について、日本医療学会常任幹事会議長の笠貫宏・早稲田大理工学術院教授は「心臓の病気は心身症と言われるほど心理社会的な因子が発症に影響している」と注意喚起している。(太田浩信)
 ◆強烈な数字
 一般に突然死は、24時間以内の予期しない内因性の死亡を指す。総務省消防庁が発表した心肺機能停止傷病者についての調査結果によると、平成19年に救急車で運ばれた心肺停止状態の患者は10万9461人。このうち、5万9001人は心臓が原因。笠貫教授は「この数字は私たち心臓突然死を専門に研究している者にとって強烈な数字。それまで一般に自殺者と同じ程度で年間3万人ほどとされていた」と話す。
 心臓は1分間に平均60回余、1日10万回動き、1回に100ccの血液を体中に送り出す。その心臓が5~10秒休むと脳が酸素不足となり、めまいが起こる。10~15秒経過すると意識を失い、数分で脳に不可逆性の変化が起こり始め、10~15分で死に至る。動きが止まる原因は、心臓がけいれん状態となる心室細動と静かに動かなくなる心室静止があり、心臓突然死全体の8~9割を心室細動が占める。心停止状態を引き起こす病気で一番多いのが心筋梗塞(こうそく)。このほか、心筋症や冠動脈疾患、いわゆる“ぽっくり病”と呼ばれるブルガダ症候群などがある。
 ◆適切処置を
 心身医学の立場からみると、肉体的、精神的なさまざまなストレスが心臓に大きな影響を与える。笠貫教授は「心臓突然死をみるとき、心と体の問題が大切で、予知、予防では動脈硬化、心身管理などのリスクがいわれる。最終的な発症の引き金になるのはストレスともいえ、急性ストレスだけでなく、慢性ストレスが心臓突然死に深く関係してくる」と指摘する。
 こうした心臓突然死も「予知、予防できるものがかなりある」という。
 しかし、国内の検診の実態は心臓に関する項目が少なく、がんなどに関係する項目が中心。笠貫教授は「問診、聴診をしっかり行うことが大切なのに残念。心臓をどう診るかで次のステップの検査、超音波やエコー検査や運動負荷心電図、さらに冠動脈の造影検査など次の検査に進むところがなかなかできていない。診断がつけば治療や体内埋め込み式の除細動器などの予防が行える」と憂う。日本医療学会では「心臓突然死ZERO!アクション」と名付けた国民運動を展開。笠貫教授は「心臓突然死の5万9千人のうち約2万人は倒れた際に目撃者がいる。救急車を呼ぶまでに心臓へのマッサージ、AED(自動体外式除細動器)などの適切な心肺蘇生(そせい)の処置を行えば40%の人が助かる。だが実際には500人にしかAEDが使われていない。心臓突然死が一般に認識されていないためだ」と運動の普及を訴える





2010/01/25

Gold Money found out in Turkey Ship sunken 120 years ago


沈没トルコ軍艦に120年前の金貨 和歌山沖で発見









沈没トルコ軍艦で発見された1ポンド金貨(左)と当時の日本の1円銀貨=25日、和歌山県〔共同〕


 120年前に和歌山県串本町沖で沈没したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の海底発掘調査で、トルコ人らの調査団は25日、大英帝国の一ポンドの金貨1枚と、当時の日本の一円硬貨を発見したと発表した。
 海洋考古学者のトゥファン・トゥランル団長は「まだたくさんの金貨が眠っているはずだ」と話した。
 発掘調査は2008年からの3年計画で、既に将兵の頭蓋骨(ずがいこつ)の一部とみられる破片や軍服のボタン、革製の靴底など計約5800点を発見。沈没から120年を迎える今年9月以降、一部をトルコ国内で巡回展示する。
 エルトゥールル号はオスマントルコ時代の木造軍艦で全長76メートル。1890年、明治天皇に親書と勲章を献上し帰国する途中、台風に遭い沈没した。約650人の乗組員のうち69人が地元住民に救助され、日本とトルコの友好につながった。





Diamond Ring During Solar Eclipse







Two men sit on a bridge to watch an annular solar 


eclipse in Zhengzhou, Henan province, January 15, 2010. 


The longest, ring-like solar eclipse of the millennium


started on Friday, with astronomers saying the Maldives 


was the best place to view the phenomenon that will not 


happen again for over 1,000 years.







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