住宅着工、45年ぶり80万戸割れ 09年、分譲マンション大幅減
国土交通省が29日午後発表した2009年の新設住宅着工戸数は 前年比27.9%減の78万8410戸だった。80万戸を下回る のは1964年(75万1429戸)以来、45年ぶり。減少率は 74年(30.9%減)に次ぐ過去2番目の大きさだった。 国交省は「景気後退に伴う厳しい雇用情勢、所得環境、 資金調達環境が住宅市場に影響を及ぼしている」とみている。
分譲マンションは58.0%減の7万6678戸と、 マンションの統計を取り始めた85年以降で最低。 減少率も最大だった。在庫調整局面が継続するなかで、 新規着工が抑制されている。
09年12月の着工総戸数は、前年同月比15.7% 減の6万9298戸。持ち家は3.0% 増と2カ月連続で増加したものの、 貸家と分譲住宅の減少が続いた。分譲マンションは47.0% 減の5917戸と12月としては最低だった。
国交省は「このところ持ち直しの動きがみられるものの、 予断を許さない状況が継続する」と先行きを慎重にみている。
0 件のコメント:
コメントを投稿