2010/03/01

アップルCEO、現金資金400億ドル(アップルの時価総額(2000億ドル=20兆円)の約5分の1に相当)の使い道は「大きく考える」


アップルCEO、現金資金400億ドルの使い道は「大きく考える」



現金資金400億ドルはアップルの時価総額(2000億ドル=20兆円)の約5分の1に相




[クパーティノ(米カリフォルニア州) 25日 ロイター] アップル(AAPL.O: 株価企業情報レポート)のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は25日に開かれた年次株主総会で、400億ドルに上る現金資金の使い道についてアップルは「大きく考えなくてはならない」と述べ、この資金を自社株買いや配当金支払いに使用する意図はないことを示唆した。
 400億ドルの資金はアップルの時価総額(20兆円)の約5分の1に相当する。ジョブズCEOは「リスクを取ることは、空中に飛び上がることと同じだ。うまくいかなかった時、地面がいつもそこにあるということを知っておくことは良いことだ」と述べ、手元資金を保有していることは会社にとり安全策となるとの考えを示した。
 アップルは企業買収にほとんど資金を使っていないため、アナリストや株主の間からは、手元資金を配当金支払いや自社株買いなどに使うよう求める声が上がっている。
 ジョブズ氏は前年の株主総会は肝臓移植手術のため欠席。同氏は資金をそのように使うことはアップルの株価に長期的な影響はもたらさないとし、自身が立ち上げたアップルは今や大きく成長したため「大きく考えなくてはならない」と述べた。
 同氏はアップルは海外での機会を探りたいとし、向こう2年で中国で25店舗を開店する計画を明らかにした。
 アップルのスポークスマンは、アップルは株式分割の発表はしていないとし、それ以上の詳細について語ることは控えた。




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